WR250が生産終了になりました。

2017年に施行される新排気ガス規制 (平成28年)の影響は、バイク業界を大きく揺るがすものとなりました。
ホンダのモンキー、ヤマハのV-MAX、カワサキのエストレヤなど他にも各メーカーにとって、長年愛されてきた名車たちの歴史に幕が降りようとしています。
そんななか、ヤマハのWR250R / WR250Xにも生産終了が正式に発表されました。
WR250R / WR250Xとは、なかなか長い付き合いをしてきていました。

衝撃的なオフロードバイクデビューに遭遇しました

WRがデビューしたのは、2007年のことでした。
お世話になっていたバイク屋さんで、整備士としてまだ入りたての頃に、WRが発売されるとヤマハ関連のショップなどでちょっとした騒ぎとなっていました。

ボスは久しぶりに本気のオフロードバイクが出るから、カスタムやこれを使ったイベントに力を入れたいと意気込んでおられました。

当時の僕は、オンロードバイクしかのったことのないボンクラで、オフロードバイクのこともたいして知りませんでした。

WR250R / WR250Xのカスタムやイベントを通じてたくさんの経験ができたのです

WRが入荷すると、殺人的なシート高からくる足つき性の悪さに驚きました。
165cmの僕では、半ケツずらしてやっとつま先が届くレベルでした。

モトクロスバイクもそうですが、ジャンプをした時や荒れた道でエンジン下やフレームを強打しないよう高めの設定になっているのですが、ことツーリングともなると、信号待ちごとに地獄の半ケツが待ってると思うと誰でも冷や汗ものです。

そこで、ボスがローダウン仕様をどこよりも先に作ろう!ということで、リヤサスを加工して、フロントサスペンションが突き出しで調整することで、6cmは車高を落とすことに成功しました。

この仕様は、若干乗り味が硬くなりますが、この状況でのスポーツ走行でも影響が少ないレベルでした。

続いて、YZマフラーを加工してWR用として作成したものをコンプリートしたものを販売したのでありました。

 

 

 

それからもボスの先見性のある手腕のおかげで、全国各地からたくさんのお客様と触れ合う機会ができ、部品の開発にも立ち会わせてもらえ、鈴木健二さんに作成したWRを乗っていただいたこともありました。

最高に恵まれた環境で経験させてくれたWRは生産終了になりますが、これからもWRユーザーたちに愛されるバイクとなって行くんだと思います。