眠れない夜もあるようで

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4年ほど前に、オートバイ屋さんでメカニックとして、6年間勤めていたことがありました。

その頃は、5年くらいやったバンドを辞めたばかりで、乗ることが好きだったバイクを仕事にしようとして受けたバイク屋さんの面接に受かったのです。

なんの技術もなく、なんの取り柄もないオレを拾ってくれて、
「人として、大人として、バイカーとして、メカニックとして」
たくさんお世話になり、たくさん教わりました。
そんなたくさんの経験は、大事な「素材」として、受け取らせてもらいました。

アホな僕でもわかったことがあります。
経験で得た出来事や教訓は、ただの「素材」でしかなく、その「素材」をどう活かすかは、受け取り手の料理次第で、美味くもまずくもできるます。

もうすでに、誰かが気づいたり言ったりしていることではありますが、経験を交えないと、頭には入ってきませんでした。

先日、お世話になったオートバイ屋さんに取材に行く機会をもらったんです。

あの日の「素材」は、しっかり冷凍保存されていて、いまの自分の腕前で、あの日の「素材」を料理する機会にもなりました。

あの日料理した素材は形を変えて今も生き続けています。

尊敬のできる人ができるということは、嫉妬や妬みを乗り越える機会を与えてくれて、蒼き初期衝動を呼び覚まさせるということだったというお話です。